「6歳臼歯は虫歯になりやすい」と耳にしたことがあるかもしれませんが、同様に《12歳臼歯》も虫歯になりやすい歯です。
第二大臼歯と呼ばれる永久歯で、親知らずを除けば一番最後に生えてきます。
12歳臼歯が生えることで歯並びが完成するため、とても大切な歯です。
12歳臼歯はなぜ虫歯になりやすいのかというと、
①生えはじめの永久歯はまだ歯質が弱い
②抜けた乳歯の下から生えてくる訳ではないため、生えはじめに気づくにくい
③一番奥に生えるので歯ブラシが当たりにくい
④唾液が届きにくく再石灰化が起こりにくい
などが挙げられます。
12歳臼歯を虫歯にさせないためには、まず《生えはじめを察知する》ことが肝心です。
定期検診をしっかり受けて頂くことで見逃しを防ぐことが出来ます。
歯科医院でのブラッシング指導、クリーニング、フッ素塗布、シーラントなどの予防処置が大切です。
おうちでの予防では、フッ素入りの歯磨き粉を使われるのも効果的です。
磨いたあとは少量のお水でゆすぐことで、フッ素がお口の中に残り、虫歯になりにくくなります。
定期検診の受診とフッ素のご利用で6歳臼歯・12歳臼歯を守っていきましょう!